俺の戯言を聞いて欲しい

指揮者による、2018年市民文化祭演奏曲の解釈・解説です。

30回定期演奏会では、曲の背景や、独断と偏見を挟んだストーリー(苦笑)を伝えることの重要性を再認識したのですが、なかなか皆さん揃うことがないという条件下で伝えることの難しさを感じています。そこで、定期演奏会の時に試しにやってみた、団員向けの解説ページと同様のスタイルで伝えるのも良いかなって思って、書いてみます。超雑に、時間をかけずにパパパッっと書くので、誤字脱字あると思いますが(スマホで書くよりは少ないと思います)ご了承の上読んでいただけると幸いです。

もっとユーモアのあるタイトルにしたかったんですけど、まぁこんな感じでしょう。では始めますね。

Salutations!

皆大好きアルフレッドリード氏が、佼成ウィンド50周年?記念の委嘱作品として1988年に作曲した。Salutationは何も考えずに翻訳すると「挨拶」になるのだが、ニュアンスとして「相手に対して敬意を表して、挨拶をする」という感じです。英語でメールを打つ際の、「Dear ○○さん」(親愛なる○○さんへ)のことをSalutationともいうのは、そういうところから来てます。 そういう意味で、祝福という意味が強い曲になっていますね。
聖歌隊が歌うような、教会音楽のようなコード進行(チャーチモードだっけか?)が結構多い。特に18小節目以降。分析したわけではないのですが、リードの中期くらいまでの作品には、こういう教会っぽい和声進行の中キャッチーな旋律を乗せるケースが多い気がする。(気がするだけ?) 90年代〜晩年は結構複雑でカオスな曲書くようになってましたからね。

私の解釈としては、これはリードがウィンドオーケストラに宛てた手紙だと思っています。
プライベートで手紙を書くときって、過去→現在→未来というように書かないですか?
例えばこんな感じ。

 

18小節目から

○遠い過去
○○くんへ
あれから8年が経ちましたね。あなたは相変わらずお元気でしょうか。あの頃は、++君と3人でよく海へでかけたものです。とくにこの時期少し肌寒くなる頃の海は、どこか

→のような感じで、超昔のことを鮮明ではなく美化された記憶をたどりながら書き出していきませんかね?それと同様に、18小節目からは、あまりビビットな表現にはしない方向でお願いしたい。ただし、長いフレーズで表情を付けてあげてください。

 

34小節目~

○やや過去

2年前、○○くんが++君の結婚式の為に帰ってきたとき、味わい深い表情を持ち合わせていたことに少しばかり驚きました。あの頃の○○君とは、少し変わってしまったのかとちょっぴりがっかりしましたが、相変わらずのオチのない話をする姿を見て、ホッとしたものです。

→っと感じで、過去ではあるんですけど、先ほどの遠い昔よりは、ギリギリ辿れる程度の過去な話題に移っていきませんかね?これくらいの昔だと、遠い過去の話から、少し具体性が増していきます。それと同様にちょっと、具体性が欲しいので、32小節目以前よりも輪郭のあるはっきりした音が欲しいです。そのために、スネアドラムも入ってくるんだと思います。しかし!まだ、最大限歌い込んだビビットな表現はまだやめておきましょう。

 

46小節目~

○最近の話

最近○○くんは、留学先の方と婚約されたと聞きました。おめでとう!○○くんの選ぶ人だから、きっと綺麗で凜とした美しい女性だと思います。

→話の内容はおいておいて、このへんから、先ほどまでの輪郭のある音に加えて、ドラマ性というか、ビビットな表現が徐々に求められてきます。しかし主旋律は相変わらず輪郭重視なフレーズです。そこでバッキング(メロディ以外)の方々は、そのメロディを食わんばかりなドラマティックな表情で追い込んで欲しいです。特に3連譜上昇系のフレーズがある木管楽器類の方や、3連譜でパパパパーと打ち込んでる金管楽器の方、期待してます。

 

57小節目~

○現在・未来の話

結婚式には是非呼んでください。そのときは、++君も含め皆で一緒に心から祝福させてください。幸せな人生を歩んでいく~

→だんだんネタが切れてきました。ともかくこのへんは、現在の話、鮮明な“今”内容です。メロディはドラマチックに、歌い上げて欲しいです。バッキングの人は、祝砲をあげるかのような、ハッキリとした輪郭で音が欲しいです。打楽器の方は祝砲をリアルに再現できる楽器がありますが、リアルには再現せずにドラマチックな場面だ、ということだけ押さえておいてください(笑)

65小節目~の4小節は、手紙で言う未来だと思ってください。○○をしたいね!系のことを書くときって、未来への期待感で表情は豊かですけど、実際に経験をしたことがあるわけではないので、ハッキリとはしてないですよね?だから、輪郭のあるハッキリとした音楽から、横に流れる音楽としてこの瞬間だけ出てくるんだ。と思ってください。

 

71小節目~

○クライマックス 締めくくりの話
改めて○○くんおめでとう。健康で幸せな生活がおくれますように。そして、これからも仲良くしてください!

→的な締めくくりです。総まとめに入って、終わります。ハッキリとした音楽かつ、しっかり響かせて欲しい

ここまでで、あれって思った方も居ると思いますが、最初の冒頭から17小節目はなんなんだ?って思いませんか?
そうなんですよ、悩んだ結果苦し紛れですが、赤いシーリングスタンプで封をしてある、如何にも!!!って感じの封筒が届けられて、その封筒を開けるまでのワクワクとドキドキとちょっとした不安の混ざった気持ちな瞬間だと思います。(ごめんなさい)

以上Salutations!はこれでおしまい。

 

つづいて、ボギー大佐

Colonel Bogey March(ボギー大佐)

作曲者

ボギー大佐は、Kenneth Joseph Alford(ケネス・ジョセフ・アルフォード)によって作曲された。彼は「イギリスのマーチ王」と呼ばれるくらいマーチを作った人らしいです。ロンドンの中心部からちょっと東のテムズ川の北側らへんの労働者階級の家で生まれ育ちました(1881年生まれ)。当時はインド貿易で大賑わいだったロンドンの国際貿易港として世界でも有数の大きさだったところのど真ん中で生まれたようです。日本で置き換えると、明治時代に横浜で生まれ育った感じですかね。両親は、彼が4歳の頃に他界して孤児となる。教会でオルガンやピアノを弾いたり、近くの救世軍(救世軍はロンドンの東側の労働者階級の為に出来たプロテスタント系の一派だった気がします)の音楽を聴いていたい彼は、生活の為もあって、イギリス軍に歳をごまかしてまで入ったそうです。で、紆余曲折あって、海兵隊のバンドマスターになり、その頃から、バンド向けの曲を多く手がけるようになります。

アルフォードの他の彼のマーチを聴いてみたのですが、スタッカートを多用する傾向がある。あとは、マーチにしてはちょっと早めなテンポが多い。あと、ユーフォ(もしくは英国式バリトン)にオブリガードを充てることが超多い。他には、彼の作曲初期に多いのですが、面白いくらいに楽器の役割が明確で、演奏していて楽しいパートとつまらないパートの差が激しそうだなって思います。ちなみに、ちょうど良いアルフォードのマーチをまとめた動画があるので、もしよければどうぞ

ちなみに彼の弟も海兵隊のバンドマスターで作曲家のLeo Stanley(レオ・スタンリー)。Leoはこんなマーチを書いている。アルフォードと違って(演奏団体のせいもあるのだが)、結構ルーズに吹いても形になりそうな曲を書く人だ。

 

 

ボギー大佐

彼が第一次大戦が始まる直前に彼がスコットランドの北の方で彼が駐留しているときに書いた曲です。ちょっとコミカルなメロディな気がします。そりゃサルゴリラチンパンジーって替え歌になってしまいますよね。曲のタイトルのボギー大佐というのは、ゴルフ用語のボギー(規定の打数より多くの打数でホールに入れることをボギーという)から来ているらしいのですが、その先の理由はっきりと分かっていないみたいです。しかし、ちょっと面白そうな記述があったので、要約して引っ張ってみます。
ゴルフをする時にあらぬ方向に飛んでいったときに注意を促す時に「ファー」って言いますが、その代わりに口笛を吹いていたらしいです。その口笛の音程が「B♭ ↓ G」と吹いていたのがインスピレーションとなり、ボギー大佐を書き上げたそうです。言われてみると、確かにAからのメロディーはB♭ ↓ G♭ と二音だけ吹いて、休符を挟むようなメロディーはちょっと、口笛のソレに似てる気がしなくもないです。 そしてその口笛を頻繁に鳴らす人(つまり頻繁にあらぬ方向に飛ばしてしまう人)のあだ名が、「ボギー大佐」だったから、その人にちなんで作曲したそうです(アールフォードの元妻の手記による)。ま、言うても本人が言っているわけではないので、真相は分からないですけどね(笑)
そんなこともあって、ちょっとコミカルなメロディが主導して曲が展開していきます。

演奏について

全体的に
細かいところ

 

な感じです。よろしくお願いしますー!

書いていたら止まらなくなってしまったので、ニューシネマは書けませんでしたw ごめんなさい、続き早めに書いていきます。

ニューシネマパラダイス

制作中
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Bond…James Bond

制作中